毎度の実技試験問題・注意事項からの抜粋です。
【試験時間】
補整、長襦袢着付けのための準備 注(11)5分
補整、長襦袢着付け 15分注(11)「補整、長襦袢着付けのための準備」の時間は、検定委員が点検をした持参品を、作業しやすいように並びかえるための時間で、タオルやコットンの加工はできない。タオルやコットンをカットする等の作業は「補整、長襦袢着付け」の作業時間内に行なうこと。
「長襦袢」を軽んじていた過去の私への反省
初めて受検を志した時、試験後半にある「お着付け(着物・帯)」にどうしても重きを置きたい気持ちになり、思考はついつい着物のお着付けにばかり及んでしまっていました。
しかしながら、長襦袢着付けは言わずもがな、試験時間に組み込まれている絶対的な試験問題です。
この認識が根付いていない練習初期の私は、たいそう長襦袢着付けを軽んじた練習を重ねていたと、今になって深く省みております。
対策講座の先生からは、幾度となくこんな言葉をかけられました。
「お着物は、長襦袢の上に、ただのせるだけでいいのよ」
今となっては「はい、仰せの通りでございます」と深く頷けますが、練習初期のころの私は、どうにもこうにも散々な有様でした。
不合格という経験を経て、長襦袢着付けの重要性を改めて『超重要』と捉え直し、長襦袢着付けの際の練習構成も頭を切り替えて臨むようになりました。
リアルなタイム配分(準備5分・着付け15分)
本番でのリアルな時間配分と感覚についてお伝えします。
補整、長襦袢着付けのための準備(5分)
こちらは、衣装箱に持参品一式を並べ替える(自分の作業しやすい配置にする)ための時間です。
正直、たいして時間は要しませんでした。早く終わりすぎても不安しか残りませんが、所作が雑にならない事を意識しつつ、やはり早めに終わりました。周りの受検者の皆様も、一様に同じような時間配分だった感覚です。
補整、長襦袢着付け(15分)
私は15分直前まで作業を要することはなく、試験終了のアナウンスを待つ時間がしっかりあるタイム運びでした。
日々の練習でも、「10分間程度で長襦袢着付けにかかりっきりの工程を終える」という積み重ねをしていました。
本番で徹底した!長襦袢着付け「7つの意識ポイント」
私がこの15分間の作業中、絶対に減点されないように意識していたポイントを念のため添えておきますね。
- ① しわが一つもないこと
可能な限り、しわを徹底的になくす心持ちで作業を進めました。 - ② 衿あわせのバランス
お着付後も表に出てくる肝要な部分です。左右対称のバランスを、前方、後方、側面と、高い集中度で意識しました。 - ③ 補整のタオルをガーゼの中に入れ込む
私はコットンを採用せず、4枚のタオルとガーゼを補整として採用しました。4枚のタオルで補整をし、それを固定する目的も含めてガーゼで巻く構成を施しました。 - ④ 背中心がずれていないか
当然な事柄ですが、「微細にずれているのではないか?」という感覚はずっとつきまとい、かなり意識して確認しました。 - ⑤ インナー(肌襦袢)の裾が見えていないか
練習でも油断すると見え隠れしそうな丈感の時がありました。勿論、見えていては絶対に宜しくない事ですので、裾周りの見え方は目視確認を徹底しました。 - ⑥ 伊達巻の巻き終わりの処理
普段のお仕事では伊達締めを使用することが多いため、試験用の伊達巻の扱いに慣れること、そして「巻き終わりの結び目をいかに丁寧に、いびつにならず処理できるか」は大きな課題として練習しました。 - ⑦ 巻く動作の「所作」を意識する
所作については常に意識していましたが、特に注意したのが「モデルさんの周りを何周もぐるぐる回って巻く動作をしない」ということです。
ガーゼの時は1周のみ。その後は前面から作業し、巻き終わりになる頃に後方に移動して処理を行いました。伊達巻の時も同様に、前面から作業をし、巻き終わりの頃に後方に移動して作業を行いました。無駄な動きをなくすことが美しさに繋がります。
【動画】長襦袢着付けの練習風景(10分のリズム)
じゃぁ、結局どんなリズムで試験に臨んだのか。
私が練習時に撮影した動画を下記に添えておきます。宜しければ、「他人はこんな感覚とリズムで行ったのか」と、流し目程度にご参照くださいませ。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

