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【1級着付け技能士】実技試験の「衣装敷」サイズは大きめが正解!失敗しない敷き方とたたみ方

1級着付け技能士 実技試験の衣装敷サイズと失敗しない敷き方・たたみ方 受検記
1級着付け技能士 実技試験の衣装敷サイズと失敗しない敷き方・たたみ方

1級着付け技能士の実技試験に向けて、道具の準備を進める中で「衣装敷(いしょうじき)」のサイズ選びに迷っていませんか?

実は、試験会場の限られたスペースにおいて、この「衣装敷のサイズ選び」と「敷き方の工夫」が、本番の心の余裕、さらには合否(失格のリスク)にまで直結してきます。

今回は、私が不合格だった年の痛い失敗と、合格した年に実践した「大きめの衣装敷をあえて2/3サイズに折って使う」という最強の対策についてお伝えします。

まずは規定を確認!検定スペースと衣装敷のルール

とても重要な事柄ですので、まずは『注意事項』から該当箇所を抜粋します。

・試験中は、指定された場所で作業を行うこと。なお、面積は、受検者一名あたり約4㎡(2m×2m)とする。衣装敷の大きさは指定していないので、必ずしも、作業スペース全体に敷く必要はない。

・衣装敷 数:1 種類:紙製。事前に2枚を貼り合わせて1枚としても可。2枚使用することは不可。

規定上、面積は2m×2m。衣装敷の大きさ自体は自由とされています。
合格された諸先輩方の発信を拝見すると「衣装敷は大きめが安心」というお声が多く、私もそれに倣って「200cm × 180cm」という大判サイズの衣装敷を採用しました。

【失敗談】1年目、大きめを「全開」にして大きくうろたえる!

大きめの衣装敷を用意して臨んだ1年目(不合格の年)。
本番の検定スペース(2m×2m)にこの大きな衣装敷を広げた私は、ある重大なミスに気がつきました。

ほぼ全面に衣装敷を敷いてしまったため、「モデルさんに草履を履かせるスペース(衣装敷の外の床)」が確保できなかったのです。

前回の記事でもお伝えした通り、「衣装敷の上で草履を履かせたものは失格」という厳しいルールがあります。
自宅での練習中はただ全面に広げて練習していたため、本番の会場で「草履を履かせる場所が少なすぎる!」と心がうろたえ、心のさざ波具合は高。急ごしらえで衣装敷の端を少し折り曲げ、草履を履かせるスペースを確保し受検しました。これから試験なのに・・・危険すぎます。

【合格の極意】大きめを「3/4」に折って使うメリット

1年目の反省を活かし、見事合格を果たした2年目は、敷き方を根本から変えました。

常の練習時から、大判の衣装敷を「3/4程度のサイズ」に折って使用することにしたのです。
最初から衣装敷の外(かつ2m×2mの検定スペース内)に草履の待機エリアを作り、モデル練習の際も「衣装敷の外に置いてある草履を履いてもらい、衣装敷を片付けるところまで」をルーティン化しました。

大きめの衣装敷を2/3に折って使う練習風景
大きめの衣装敷を3/4に折って使う練習風景

(↑ 練習時の様子。衣装敷を折ってスペースを確保しています)

衣装敷の外でお草履を履かせた後、たたんだ練習風景
衣装敷の外でお草履を履かせた後、たたんだ練習風景

(↑ 草履を履かせた後の様子。衣装敷の外で安全に履かせています)

あえて「大きめを折って使う」ことを強くおすすめするのには、草履のスペース確保以外にももう一つ、大きな理由があります。

最終確認の「動線確保」と、終了後の「速やかな退出」に有利!

『受検に際しての注意事項』には、試験終了後の行動について以下のように記載されています。

『着物着付け、帯結び』終了後、検定委員の採点中、受検者は試験会場を退出していただきます。検定スペースには受検票を残し、それ以外のものは小さくまとめて検定スペース外の空いている場所に置き、靴を履いて速やかに退出してください。

そう、試験終了のアナウンスが鳴った後は、自分の道具や衣装敷をまとめて、速やかにスペースの外へ退出(撤去)しなければなりません。

では、この大きな衣装敷を一体いつ片付けるのか?
実際、2回の受検を振り返ってみると、残り5分間程度を切り、モデルに草履を履かせた直後のタイミングで、会場のあちこちから「衣装敷をざっくりと畳んで端に寄せる音」がし始めました。
周りの多くの受検生が、やはり最終確認の動線を確保するために、同じ行動をとられていたと記憶しています。

これは、決して退出の「仕込み」をするような余裕があるわけではありません。最大の目的は、モデルから少し離れて「最後の全身確認」を安全かつスムーズに行うための動線確保です。
足元に大きな衣装敷を広げたままだと邪魔になり、前後左右からバランスを確認しにくくなってしまうからです。

最初から3/4程度に折ってコンパクトに敷いておけば、この「確認のためにサッと畳んで脇に寄せる」作業が圧倒的に円滑になります。
(対策講座の先生からも「邪魔になるから、横にパパッと畳んで片付けて可」とアドバイスをいただき、本番でもそのように検定スペース内に畳んでおき、『〇』でした。)

そして結果的に、この「確認のために端に寄せておいた」という行動が、試験終了のアナウンスと同時に、注意事項の通りに速やかに退出するスムーズな動きへと一直線に繋がります。

大きすぎる衣装敷を本番の極度の緊張の中で必死に畳む……という焦りもなくなるため、まさに一石二鳥の策と言えます。

実際の試験会場で見た、他の受検者の衣装敷事情

実際の試験会場を見渡すと、衣装敷の使い方は本当に人それぞれでした。

  • 小さめの衣装敷のみ
  • 小さめの衣装敷 + その外に衣装箱(風呂敷を使用している方が多かったです)
  • 小さめの衣装敷をテープ等で貼り合わせて1枚として使用
  • 検定スペースいっぱいに敷き、一部を折り曲げている方
  • 大きめ衣装敷を3/4程度に折って使用(← 合格時の私です)

実際のお仕事現場では、畳一畳ほどの狭いスペースでお着付けをすることもあるため、小さめの衣装敷の扱いに「慣れ」ている方は、本番でも小さめで全く怖いことはないのだと思います。

ただ、もし私のように「お着付け中の作業場所はしっかり広く確保したいから、絶対に大きめが良い!」と考えている方は、「草履を履かせるスペースの確保」と「モデルから離れて最終確認をするための動線確保」の両立を叶えるために、大きめを3/4程度に折って使う方法も『あり』ではないでしょうか。

自宅練習でのポイント:本番さながらの環境づくり

最後に、自宅での練習方法についてです。

紙製の衣装敷は消耗品なので、そう頻繁には買い替えたくないですよね。
そのため、普段のボディ(マネキン)を使った練習では、毎回メジャーで2m×2mの検定スペースをしっかり計測して「徹底したスペース管理」のみを行い、衣装敷は敷かずに練習しました。

衣装敷を実際に敷くのは、モデルさんをお願いした練習の時だけ。
ただし、受検日が近づいてきたら、ボディ練習の際も衣装敷を敷いて本番さながらに行いました。紙製の衣装敷の上で作業する感覚にしっかり慣れておくためです。

衣装敷のサイズや使い方一つとっても、事前のシミュレーションが本番の「心の余裕」を生み出してくれます。
これから受検される皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

【おまけ】私が実際に使っていた大きめ(200×180cm)の衣装敷はこちらです↓

※紙製で消耗品なので、本番用に綺麗なものを準備しておくのがおすすめです。

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