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【1級着付け技能士】実技試験の服装はどうする?私が「シャツをIN」して合格した理由

1級着付け技能士 実技試験の服装 白シャツをズボンにINしたスタイル 受検記
1級着付け技能士 実技試験の服装 白シャツをズボンにINしたスタイル

実技試験に向けて技術の練習に励む中、意外と直前になって悩むのが「当日の自分の服装」ではないでしょうか。

今回は、不合格を経験した私が、2年目のリベンジでなぜか「シャツをズボンにIN(イン)する」ことにこだわった理由と、試験における服装の重要性についてお話しします。

まずは規定を確認:「相応しい服装」とは?

大前提として、『受検に際しての注意事項』には以下のように記載されています。

試験時間
(検定委員による受検者の持参品及び服装の点検20分)

受検者の服装は、着付け作業に相応しいもの(Tシャツ、ミニスカート、ショートパンツ、ジーンズ及びそれらのたぐいは禁止)であること。また、前かけ又はポシェット等の使用を禁止する。

受検者は、石付きの指輪、腕時計及びアクセサリー等を外すこと。

まず自覚すべきは、「受検者の服装も試験(点検)項目にしっかり含まれている」ということです。

普段のお仕事で、前かけエプロンやシザーケース(ポシェット等)を身につけて作業するスタイルに慣れている方は、まずそのスタイルを変更し、クリップの留め場所などを再構築するという「課題」が発生します。

また、「アクセサリー等」の解釈も悩ましいところですが、私は考え事を一つでも減らすため、石が付いていない結婚指輪も、毎日つけているピアスも、当日は一切外して臨みました。(ネイルも普段からしていないので、そのままです)

髪の毛もロングなので、試験中に乱れて気が散らないよう、低めのシニヨンにしっかりまとめました。

不合格の年と、合格の年。私の服装の違い

規定を読んだ上で、私が実際に受検した時の服装の違いをご紹介します。

1年目(不合格)の服装:シャツを出していた

前日にアイロンをかけ、しわを綺麗に伸ばした白シャツ(アウト)に、黒のズボン。
着付け用のクリップは、このシャツの裾付近に留めて作業しました。

なお、受検中(作業中)は靴を脱ぎますが、会場へ向かう足元は黒のスニーカーです。
きっと合否には関係ないと思いますが、足元は「黒の五本指ソックス」を履いて受検しました。

不合格だった年の服装(シャツを出した状態)
不合格だった年の服装(シャツを出した状態)

2年目(合格)の服装:シャツをINした

同じくアイロンをかけた白シャツですが、不合格だった年から新たに買い替えた、あえて「無機質で素朴なシャツ」を選びました。
これをしっかりとズボンにIN(イン)して、ベルトを締めています。

クリップはズボンのポケットに留めました。
足元は引き続き、黒のスニーカーと黒の五本指ソックスを選んでいます。

また、普段は腕まくりをしている事が多いですが、受検時はなんとなく「腕まくりもせず」に受検しました。

合格した年の服装(シャツをINした状態)
合格した年の服装(シャツをINした状態)

なぜ、わざわざシャツをINしたのか?
それは、見事合格を勝ち取って発信されている諸先輩方の写真を見た時、偶然なのか必然なのか、「ズボン+ベルト、白シャツIN」のお姿を多くお見受けしたからです。

「もしや、シャツINのきちんと感が、点検の心象を良くするのでは?」
そんな、公表されていない採点基準にまで考えが及び、「とにもかくにも合格者にならってみよう!」と決意したのです。

実際の試験会場のリアルな服装事情

2回受検して、実際の会場で見かけた皆さんの服装事情は、概ね以下のような様子でした。
特筆すべき共通点として、ボトムスは皆さん「黒色」をお召しでした。また、シャツをINされている方は、しっかりベルトを締めている率が高かったのが印象的です。

  • グレーシャツ(IN + ベルト)
  • 白シャツ(IN + ベルト)
  • 白ニット(INせず)
  • 長めの白シャツ(INせず)

あえて箇条書きにしてみましたが、規定にあるような「相応しくない服装(NG服)」の方は一人もいらっしゃいませんでした。
皆さん、普段はピアスをされているであろう方も、しっかりと外して臨まれている様子が察せられました。

秘書検定の経験から学んだ「主催者が求める姿」

少し話が脱線するようですが、一つの参考になればと思い綴ります。

私は秘書技能検定準1級を所持しています。準1級の2次試験は実技(面接)なのですが、私はその対策として「演技する」という捉え方をして受検し、ストレート合格しました。
「演技する」とは、「試験主催者側が望んでいるであろう『理想の姿』を演じ切る」ということです。

「着付け技能士検定と一緒にするな」というお声もあるかもしれませんが、この経験から、「では、着付けの検定において主催者側が希望する姿とはなんぞや?」と思いを馳せてみました。

改めて、全日本着付け技能センターのトップページを開くと、お着物をお召しになり凛と正座された女性の写真とともに、こんなコピーがあります。

人に着せる技術をみがく。着付けのプロと呼ばれたい。

「じゃぁ、それはどんな姿なんだろう」と思いを馳せた時、自ずと見えてくる『プロとしての姿』が、人それぞれに浮かぶかもしれません。

まとめ:侮るなかれ、服装。

私は合格した年、アイロンがけした白シャツをしっかりINし、腕まくりもせず、ベルトを締め、アクセサリーも皆無というスタイルで臨みました。

普段の私からすれば、正直「面白みがないなぁ」と思う服装です。
ですが、「プロとしての信頼感や清潔感を体現し、合格を手にするためのスタイル」としては、『〇』だったのではないかと手ごたえを感じています。

服装についてこれだけの言葉を並べたくなるのは、受検者の服装もしっかりと試験(点検)の項目に含まれているからです。

たかが服装、されど服装。
侮るなかれ、服装です。

これから受検される皆さんの、当日の服装選びのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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