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1級着付け技能士実技試験「前日」にやったことの全て|練習・準備・メンタル

1級着付け技能士実技試験「前日」にやったことの全て|練習・準備・メンタル 受検記
1級着付け技能士実技試験「前日」にやったことの全て|練習・準備・メンタル

こんにちは、めいりんやの堀内美鈴です。

前回の記事では「当日の流れ」についてお話ししましたが、今回は「試験前日、私が実際に何をしたか」について記録しておきます。

「前日はどのくらい練習すべき?」「モデルさんとの調整は?」 そんな不安を抱えている方のヒントになれば幸いです。

1. 練習は「前日の午後」にボディで完結

今回の試験は「午前中(10:30開始)」の日程でした。 そのため、直前の詰め込みすぎを避けるため、最後の練習は前日の午後に行いました。

モデルさんとの練習は「前々日」までに

実は今回、モデル(娘)の都合もあり、対人での練習は試験の前々日に終了していました。

  • 今回の合格時:前々日に終了。前日は自分だけでシミュレーション。
  • 前回の不合格時:試験が午後だったこともあり、当日の朝に最後のモデル練習を行ってから会場へ向かいました。

結果として、今回は「下手に直前の調整を行わず、心が平穏でよかった」と感じています。 家族がモデルだからこそ直前まで練習するプランも立てられましたが、もし他人にお願いしている場合は前日・当日の練習は難しいですよね。

「モデルさんの負担を減らす」という意味でも、前日はボディ相手に、スマホのタイマーで最初から最後まで通す最終練習のみに留めました。これが精神安定上、『〇』でした。

2. 「注意事項」の再読と「針」の確認

何度も読んで暗記するほど目を通した「受験の注意事項」ですが、前日にも改めて読み返しました。 改めて留意したのが以下の記述です。

『会場で針の使用はできない。』

この記載があるため、当日にソーイングセットを持ち込む考えはゼロにしました。 その代わり、「半衿付け」や「伊達襟の縫い付け」など、事前に自分が裁縫した部分にほつれがないか、入念に再確認しました。会場で直すことはできないので、ここは重要です。

3. 道具のメンテナンスは「心証」を良くする戦略

持参品はすべて、前日のうちに完璧にメンテナンスしました。 モデル用の肌襦袢、浴衣、衣装敷(風呂敷)、そして私自身の白シャツまで、すべてアイロンを当ててピシッとさせます。

これには、「心を落ち着かせるため」や「道具へ『明日よろしくね』と挨拶するため」、あるいは「自分が気持ちよく使うため」という理由ももちろんあります。

しかし、正直に言います。 一番の狙いは、検定委員の先生方の「心証」を良くするためであり、検定委員の先生方に礼を尽くすためです。

検定委員も人間です。広げた道具がヨレヨレだったり汚れていたりすると、それだけで「着付けも雑そうな受検者だな」という先入観を持たれかねません。 逆に、道具が美しく手入れされているだけで、「この人は細部まで気を配れるプロだ」という無言のアピールになります。

もちろん、これらの行いが採点基準に影響するという記載や発表はありません。 あくまで「備えあれば憂いなし」の面持ちでございます。

減点を防ぐだけでなく、「合格させたくなる受検者」に見せる。 前日のメンテナンスは、そのための重要な戦略の一つです。

  • アイロンがけ モデル用の肌襦袢、浴衣、衣装敷(風呂敷)、腰紐、そして受検者である私が着る白シャツ。
  • 浴衣の畳み方 前日は丁寧に「畳み」をして準備。(※当日の試験中は時短のため、くるくる巻いて片付けましたが、前日はきっちりと!)

腰紐は「五角形」+ひと工夫

腰紐はアイロンを当てた後、一般的に知られる「五角形」に畳みました。 ここで一つの工夫として、最後のしまい部分を「すぐに輪となる部分を引っ張り出して使えるよう」に形作ってセットしておきました。自分に可能な限り優位になる備え、小さなこだわりです。

4. 服装とルートの最終チェック

  • 当日の服装確認: 黒のパンツにベルトを通し、実際に履いて鏡で立ち姿をチェック。「お腹周りは出ているけれど、それなりに見栄え良く見えるか?」と、プロとしての身だしなみを確認しました。
  • 交通ルート: 乗り換え案内を再確認。
  • 財布の中身: PASMOのチャージと、何かあった時のために「千円札」を数枚用意しました。

5. 荷造りのコツ「受験票は封筒ごと」

持参品を注意事項と照合しながら、忘れ物がないか一つひとつ確認してキャリーケースへ。

ここで一つポイントなのが「受験票」の入れ方です。 送られてきた受験票は、A4サイズの下半分を切り取って使うスタイル。つまり、手元に残るのはA5サイズ(小さめ)の紙です。

このA5サイズの用紙は、大きな荷物の中で非常に迷子になりやすいです。 A5のクリアファイルやケースに入れることも考えましたが、私はあえて、受験票が送られてきた「大きめの封筒」に入れたままキャリーケースに入れました。

これなら一目で場所が分かりますし、当日に「ない!」と焦ることもありません。 「コンパクトさ」よりも「見つけやすさ」を優先した、実用的な工夫です。

6. 前日のメンタル「ネガティブを味方にする」

準備を終えても、ふと頭をよぎるのは「また落ちるかもしれない」という不安。 1級着付け技能士はそれだけ難しい試験です。今回2回目も駄目なら3回目も頑張ろうという気持ちがもたげつつ更に宜しくない思考に陥る時でもありました。

もし3回目の時となったら「3度目の正直」になるか、「2度あることは3度ある」になってしまうか…。 ネガティブなイメージが沸々と湧いてきます。

でも、私の考えの着地点はいつもこうです。

「落ちた時、どれだけ自分が悔しいか想像しよう」

落ちて悔しがる自分を想像したら、「やっぱりやり切りたい! 高みを目指したい!」という気持ちが勝りました。 「私は、1級着付け技能士と名乗れるようになります」 そう自分に言い聞かせて、前日の夜を過ごしました。


いかがでしたでしょうか。 特別なことはしていませんが、「不安要素を一つずつ潰していく」のが前日の最大の仕事です。 これから受検される皆様が、万全の状態で当日を迎えられますように。

ご参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。

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