毎度の実技試験問題・注意事項からの抜粋です。
【試験時間】
(検定委員による試験の説明10分)
持参品及び服装の点検のための準備 注(9)5分注(9)「持参品及び服装の点検のための準備」の際には、検定委員が持参品の種類や数を確認出来るように持参品を並べること。特に、長襦袢はたたみ、背側が見えるように置き、紐付きの伊達巻は紐が見えるようにし、着物は本だたみにたたむこと。ただし、帯は折らずに平ら(又は屏風だたみ)にたたむこととし、帯の形付の作業は「着物着付、帯結び」の作業時間内に行うこと。
今日は、ご自身で練習する際の「持参品の並べ方」について綴ります。
「どう並べるのが正解?」わからなくて焦った日々
私、この持参品の並びがイメージできず、対策講座を受講するまでずっと気がかりでした。文字を読んでも「正解の形」が見えてこなかったのです。
かじりつくように質問する私に、対策講座の先生はこともなげに、具体的な並べ方を提示してくださいました。
ご参考までに、その時のお写真がこちら↓です。

「広げすぎもだから、多少重なり合っていても大丈夫よ」と仰っていただき、少し安堵したことを覚えています。
そう、要は「検定委員の先生方に、種類と数をスムーズに確認していただくこと」が最大ミッション。そこに重きを置いて並べ方を整えていきました。
実際に日々の練習の中で、自分がお着付けする工程で「取りやすい配置」というものが、ある程度固まってきます。正直、受検本番の極度の緊張の中で、いかようにでも自分の動きをカスタマイズできる自信なんて私にはゼロでした。
だからこそ、練習の段階から「点検されやすく、かつ自分が動きやすい配置」を体に覚えさせる必要があったのです。
【写真あり】私が実践した持参品の配置例
じゃぁ、その並べ方、どんなんよ??ということで、あくまで参考例として当時の私の配置を再現して添えておきます。

写真の手前端が、概ね検定スペース(2m × 2m)となるように設定しています。
(衣装敷は、以前の記事でご案内した通り、200cm × 180cmの大判サイズを3/4に折って使っており、ほぼ実際の検定スペースの計測で撮影しています)
検定委員の動線を意識した「L字型配列」

写真から見える奥側、持参品をL字型に配列しています。
実はこちら側が検定委員の先生方の通路にあたるため、先生方が回ってこられた時にスムーズに確認いただけるよう意識しました。
私は衣装箱として「風呂敷」を採用しており、そこに小物類をまとめ、そこから外れて衣装敷の上に、お着物、長襦袢、浴衣、肌着を配置しました。広げ過ぎても宜しくないので、本番ではもう少し重なりを作っていたかもしれませんが、概ねこのような形です。
※この写真、一点「ごめんなさい箇所」があります。足袋が重なりすぎて、明らかな見え方をしていません…皆様はもう少しずらして、しっかり数がわかるように配置してくださいね。申し訳ありません!
本記事を目にした方の、ささやかな利点になればと補足でお伝えです。タオル、これは、端部分をあえてみえるように重なりも少しずつずらして重ねております。理由は『タオルの端を切ったり、糸を抜くなど加工して持参することは不可』という箇所に着目したからです。
草履の配置について
写真手前側に草履を配置しています。受検のために新規購入し、一度も外履きしていないものです。
いつもはビニール袋に片方ずつ入れて持ち運びしていましたが、受検が近づく頃は本番さながらにビニール袋から出し、このように配置して練習していました。
【超重要】私が本番でやらかした、点検後の「絶対に気をつけたい事」
さて、既に別の記事でもお伝えしておりますが、私が本番の受検時にやらかしてしまい、検定委員の先生方からご指摘を受けた事項があります。
点検が終わった後、「この広げた状態のまま」でお着付けをスタートするのは絶対にNGです!
点検後に控える『補整、長襦袢着付けのための準備』時に、この状態から「衣装箱の枠内に全て収まるよう、外にはみ出させていた着物や長襦袢を、衣装箱の上に移動させること」が絶対に必要です。
いや、こんな事、言われなくても理解しているでしょう…という事柄かもしれませんが、極度の緊張から理解しきれず受検していた人間がここに実在しております(笑)。念のためのお伝えです。
ちなみに、『補整、長襦袢着付けのための準備』時、「いざ、長襦袢の着付けが始まる直前(実技スタート時のスタンバイ状態)」のお写真がこちらです。

まとめ:配置を自分の「味方」にしよう
並べ方も、普段の練習時から繰り返すことで、ご自身にとって一番メリットになる(取りやすい)配置に自ずと落ち着くと思います。
「検定委員に見やすく」「自分が動きやすく」を意識して配置を固定し、点検後の引き寄せまでをワンセットで練習しておけば、持参品は本番で必ずあなたの味方になってくれます。
私の失敗談も含め、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

